精神医療充実の期待と課題 [健康]

◆統合失調症

発症してすぐに治療を始めると脳のダメージが少なくなり、悪化や再発がしにくくなります。

在宅医療が拡大すると、医療チームが患者の生活環境を改善しやすくなります。

早期に対応すれば、薬物療法だけでなく、考え方の偏りを修正する認知行動療法も活用できるようになりますね。

◆誤診と過剰投与

 統合失調症では近年、誤診が多いことが専門家の間でも指摘されるように。

特に、知的障害がないのに、円滑な対人関係を築けない「高機能広汎性発達障害」の人たちの特徴が、統合失調症の初期症状と誤解されてしまうようです。
これらの人たちに統合失調症の薬を投与すると、少量でも精神状態が著しく悪化するケースが多い。


診断の問題は、うつ病でも存在します。

大阪市で先月開かれた日本うつ病学会総会で、講演した複数の精神科医が「抗うつ薬の販路拡大を目指す製薬会社のキャンペーンに影響され、診断が過剰になった側面がある」と指摘しました。

病気ではないのにうつ病と過剰診断した結果、対人関係を原因とする一時的な落ち込みにまで抗うつ薬が処方され、休職期間をかえって長引かせた、というケースも。

製薬会社のPR活動で患者が増えるなんて、皮肉ですよね。

CMを見て、「自分もそうかも・・・」と受診する。
医者は患者の訴えを聞いて「そうですね」と薬を出す・・・

これでは患者(被害者)が増えてしまいますね。

薬物治療についても、統合失調症患者に不適切な薬を大量に処方する多剤大量投薬の問題があります。


抗うつ薬の服用で、自殺衝動が表れる人がいることも問題になりました。

精神疾患の専門医の実力と責任が問われますね・・・
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