原発で注目の甲状腺がんとは [健康]

甲状腺は、チョウが羽を広げたような形の内分泌臓器。のど仏の気管を前から囲むように存在します。


甲状腺は、成長や代謝にかかわる甲状腺ホルモンを作ります。

ヨード(ヨウ素)を積極的に取り込む性質があるので、今回の原発事故では、放射性物質のヨウ素が大量に放出され、吸った場合、内部被ばくする恐れがあります。

甲状腺がんは、のど仏の近くに、しこりを感じる以外の症状はありません。

進行はおそく、10年、20年かかって成長するので、気づかない場合もあります。

治療は手術が基本。

全摘後や甲状腺の機能が低下した場合は、甲状腺ホルモン薬を服用します。

旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、5歳未満で被ばくした子どもだけ甲状腺がんが増えました。

高濃度に汚染された牛乳を飲んだのが原因と考えられています。

子どもは大人より、はるかに甲状腺に対する感受性が高いので、できるだけ必要以外の放射線を浴びない方が良いようです。

作業員たちの被ばくも、きちんと対処しないといけませんが、現時点でほかの大人が甲状腺がんの危険を心配する必要はないようです。

甲状腺.jpg


【送料無料】よくわかる甲状腺疾患のすべて



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。